全九州ネオン工業協同組合

全九州ネオン工業協同組合は、戦後経済の発展と共に、昭和29年福岡で組合を結成いたしました。

又、九州のネオン資材販売の先駆けとなる（株）全九州電材社を、昭和37年に組合員出資会社として設立し、右肩上がりの経済と共に発展して参りましたが、昭和48年には、第一次オイルショックに見舞われ、ネオンサインが一時的に消され深刻な打撃を受けましたが、組合員一丸となってこの難局を乗り越えてまいりました。

時代と共に、価値観の違い・交通網の発展・建築物の外装も、色々な要素が加わり変化して、都市構造の概念が著しく様変わりし、飛躍的な発展をしてまいりましたが、バブル崩壊後は我々ネオン業界も不況により、このような情勢の中で、組合と致しても組織・業界の発展を見据えて、組合の更なる発展を目指して、諸問題に取り組んでまいりたいと考えております。

環境問題と共に、都市景観という全国テーマが出てまいりまして｢ゆとりのある都市空間に、美観及び自然美を損なわず、周囲の景観に適したデザインと色彩の調和を図る｣というサインが、時代の流れと共に求められるようになり、21世紀に入り都市景観とのバランスを十分に配慮しながら、ネオンサインをプランしていく所存です。

組合発足50年を超え、現在では総組合員数は九州8県で32社、賛助会員数は11社となり、今後とも夜間に魅力あるネオンサインを、組合員共々さらに努力してまいりますので、皆々様のご支援を宜しくお願い申し上げます。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 理事長　白坂　浩之